【映画感想】宇宙人ポール ☆☆☆☆

と、ついでに

ショーン・オブ・ザ・デッド」☆☆☆☆
ホット・ファズ」☆☆☆☆

【あらすじ】英国人のグレーム(サイモン・ペグ)とクレイブ(ニック・フロスト)は、SFオタクで親友同士。休暇を取って、カリフォルニアのサンディエゴでコミ・コンに参加した後、キャンピングカーを借りて、アメリカ西部のUFO伝説の地をめぐる旅に乗り出した。しかし、エリア51を訪れたその夜、とんでもないヒッチハイカーを拾ってしまい...

12月に日本公開になるようですが、待ちきれないので見ちゃいました。いやー面白かったです!

主演のサイモン・ペグとニック・フロストは、「ショーン・オブ・ザ・デッド」ではゾンビ・ホラー映画の、「ホット・ファズ」ではポリス・アクション映画の傑作パロディに出演したコンビ。

ショーン・オブ・ザ・デッド」にせよ「ホット・ファズ」にせよ、単に「パロディ」と言ってしまうのは躊躇するのですけどね。監督の、そのジャンルに対するコダワリがあまりに凄くて、これはまず立派な「ゾンビ映画」&「ポリスアクション映画」であり、パロディ・コメディの要素はプラスアルファなんじゃないかと、ちょっと言いたくなるほどに。

DVDで「ホット・ファズ」の音声解説を聞いたのですが、監督の古今東西のアクション映画に関するオタクっぷりがあまりにあまりで、思わず笑いましたもの。

でももしかしたら、パロディってそんなものなんじゃないのかなーと私は思ってます。「ミステリのパロディは、ミステリでなければならない」と言ったのは小林信彦さんだったと思いますが、アクション映画のパロディは、アクションシーンもアクション映画並みにカッコよくスピード感よく演出されていなければならないし、ホラー映画のパロディは、ホラー映画としてちゃんと怖くなくてはならない。

これは前にも書いたけど、ファッション業界をおちょくる映画なら、一流ブランドの本物の最新モードを出さないといけないし、音楽業界をおちょくるなら、劇中の音楽は本当に大ヒットしておかしくないぐらいのものじゃなくてはいけないし...

だからコメディは、二倍難しいのだ!と主張してみる。

と、ここまで書いたところでワイン2杯飲んじゃったので続きは次回。

(最近、書くの遅くてすみません...)