How I Met Your Mother(ママと恋に落ちるまで)にハマり中。

ブログではごぶさた(ツイッターでさえごぶさた気味)です。リアルライフではまあ普通に忙しいのですが、それより、何かにハマるとそのことしか語れなくなる、という悪い(?)クセが出ておりまして。

そう、私の最新のハマりものは「How I Met Your Mother(ママと恋に落ちるまで)」というTVコメディ(ドラマ)、およびそれに出演しているニール・パトリック・ハリスなんです。

「How I Met Your Mother」(ママと恋に落ちるまで)は、アメリカで2005年から放映されているシットコムです。

「How I Met Your Mother」という番組の存在はは前々から聞いてはいたのですが、日本では放映もDVD発売もされていなかったので、見てなかったのです。それが、アメリカ版DVDを買って見ることにしたきっかけは、今年のトニー賞かなあ。ニール・パトリック・ハリスが司会で、ゲストで登場したヒュー・ジャックマンに(ウェストサイドストーリーの替え歌で)「♪Your show is "how I met your mother"...stick to your sitcom!」とおちょくられていたのが頭から離れなくて...w

いやー、トニー賞の二ールとヒューの替え歌デュエットは最高でしたねー。もう何十回見たかわかりません...と、それはともかく。それが頭に残っていたので、アマゾンで映画DVDを買うついでに、第一シーズンの BOXセットがセールになっていたのをポチってしまったわけで。

で、一旦ハマるとあとは最新シーズンまで一気。絶対こうなることが分かっているから、放映予定のケーブルTVチャンネルを契約、という方向にはゆかないのですよねー、私。ハマると待てないの!

これ、日本ではFOXチャンネルで、この秋から第1シーズンから放映しているようですが...そんな悠長なことしてないで、1日2エピソードぐらいを連日で一気にやっちゃえばいいのにねえ。ネタバレ語りができなくて辛いよ。

「How i met your mother」は、ニューヨークを舞台にした、20代後半から30代前半の男女グループの恋愛を描いたコメディってことで、まあ、「フレンズ」と重なるところが大きいですね。

実際、「フレンズ」のこととなるとほぼ全てのディテールを今でもしっかり記憶している私は、これを見ていて「あ、この設定は『フレンズ』のXシーズンのXX と同じだわ」ということが多いのですが...例えば、バーニーが「大会社で広いオフィスを持っているが、具体的に何の仕事をしているのかは誰も知らない」というのはチャンドラーと同じだし、リリーが失業して、恥ずかしいコスチュームを着なければならないテーマレストランのウェイトレスをして、それを仲間がからかいに行くのは第3シーズンのモニカだし、テッドのミドルネームが女性名なのはチャンドラー、バーニーが「世界各国の女性、少なくとも一人づつと寝る」という目標を立てて世界地図に印つけてるのはたしかジョーイも同じことをやっていた、とか...(他にもまだまだありますが、きりがないのでこのへんで。)

でも、やっぱりまるきり同じというわけではなくて(当たり前だが)、シーズンを重ねるうちに違いもきわだってきている。まず感じるのは、「ママと...」の方がセックス関係の話がよりあけすけというか、はっきりというか、ミもフタもなく描かれているということ。ネットワーク局の番組での描き方のコードも、やはりだんだんゆるくなってきているのか、「Sex and the City」(これはケーブル局HBOの番組)の影響が大きいのか...

いや、もしかしてセックス関係がミもフタもないのは、ひとえにバーニー(ニール・パトリック・ハリス)のキャラの影響かもしれんが...その話は後で。

あと、これは「2030年、十代の子供二人の父親である主人公のテッドが、子供たちに彼らの母(自分の妻)との出会いを語る」という形式になっているので(「How I Met Your Mother - ママと恋に落ちるまで」という、日本語にするとちょっと妙な題名はこれが由来)、それを利用して時制をいじるというか、フラッシュバックやフラッシュフォワードを駆使した語りが多くて、それがなかなか面白い効果を出しています。話の結末から語りだしたり、何かを語りかけて「いや、その話は後で」と気をもたせたり、ひとつのエピソードを各キャラの視点で数回語りなおす「羅生門」な構成になっていたり。このへんは「フレンズ」にはなかった味だなあ。

...待て、「父が子供たちに語る物語」で、かつ「セックス関係の話があけすけ」というのは、考えてみれば問題じゃないのか...?どういう父親なんだテッド?(笑)

(つづく)