ソーシャル・ネットワーク感想おまけ【お下品英語注意報】

感想に入らなかったこと、2点追加。

1.この映画のファーストシーンで、ザッカーバーグは彼女にこう言ってフラれます。

「ねえ、あんたは自分がオタク(geek)だからモテないと思ってるんでしょ?違うよ。モテないのは性格が最低なやつ(asshole)だからだよ。」

最後のシーンで、彼は別の女性にこう言われます。

「あなたは嫌な奴(asshole)じゃない。一生懸命そのフリをしているだけよ。」

字幕の訳が微妙に違うのは残念ですが、「asshole」という単語で最初と最後がつながっているのですね。

この「asshole(直訳:けつの穴)」というのは、発音も似ている「アホ」のことかと思っていましたが、どうも最近の使われ方を聞くと、「自分がちょっと頭いい(orカッコいい or モテる or金持ち)ことを鼻にかけた、傲慢で鼻もちならないイヤな奴」というカンジの意味で使われているようです。

この「嫌なヤツ」という意味の単語は、他にも「jerk」とか「di*k」とかあるのだけど、どう違うのかなあ。(いずれも男性を指す言葉。女性の場合「bitch」でしょうか。)

使われている文脈から想像するに、jerkは「無神経」「(特に)女性に対してふるまいいがヒドい」という意味合いが強いような気がする。d*ckはjerkに似ているけど、jerkがほとんど無意識にやっているのに対し、もっと悪意に溢れて、底意地悪い感じ。assholeはもうすこし、傲慢で自己愛が強いという意味合いが強いような...

ザッカーバーグくんの振舞いは、jerkでもdi*kでもない、まさにassholeって感じですね。ウィンクルヴォス兄弟は、かなりd*ckっぽかった(笑)。ショーン・パーカーも。

まあ、かなり勝手な解釈ですが。こういう、役に立たない分析(?)するの好きなんです(笑)。

追記:あ、あと似たので「douchebag」というのもありました!これは、他のよりさらにレベルの高い(低い?)最低男ぶり、「人間の屑」というイメージ。あと、「asshole」には、周りからは呆れられているけど自分は(そう見られていることに)気づかない天然ぶり、というニュアンスがあるような気が、私はしています。他のに比べたら、考えようによっていは許せるというか...

2.この映画見てたら、以前に見たテレビ映画の「バトル・オブ・シリコンバレー(原題:Pirates of Silicon Valley)」を思い出しました。スティーブ・ジョブスビル・ゲイツの若き日を描いたやつ。

http://www.imdb.com/title/tt0168122/

ソーシャル・ネットワーク」同様、あれも「実際と違う」と、本人たちからクレームついてましたね。

しかし「シリコンバレー」と比べても、「ソーシャル・ネットワーク」の製作時期の(現実の出来事と比較しての)早さに圧倒されてしまうのですが。「若き日の」とかつけようにも、ザッカーバーグはまだ26歳なんだよ!

追記:そういえば、「...シリコンバレー」でのスティーブ・ジョブスの描かれ方はまさに「jerk」でした(笑)。