It Gets Better - スティーブンからのメッセージ

昨日の「The Colbert Report」のゲストは、ゲイのティーンエイジャーを励ます「It Gets Better」プロジェクトの提唱者、ダン・サベージでした。

The Colbert Report 2010/11/29 Dan Savage

サベージさんがこのプロジェクトの趣旨について語っています。

アメリカでも、残念なことにゲイ(LGBT)のティーンエイジャーの自殺はとても多いのですが、そういう子供たちは、楽しく明るく生きている自分の将来を思い浮かべることができない、なぜなら自分の身近にゲイをオープンにしている大人がいないから。だから早まったことをする前に、そういう大人がちゃんといることを知ってほしい、と。

ティーブンが、ゲイでなくてもいじめを受けている子供はたくさんいる、その中でなぜゲイのティーンだけにメッセージを?と聞くと、サベージさんは、ストレートでギークないじめられっ子は、家に帰れば、家族にはありのままを受け入れてもらえる、親にまでギークであることを隠す必要はない。でも、ゲイの子供は多くの場合、親にも隠さないといけないことがある。

ティーブンが、彼自身がティーンの頃には、誰が「将来はよくなる」と言ってくれる役だったのか、と聞くと、サベージさんは、自分は幸いにもシカゴで育ったので、街でレストランや映画館に行っても、ゲイのカップルがいることを自分の目で見ることができた。ゲイの若者の自殺が起きているのは、アメリカでも保守的な地方が多い。そういうところには、大人になって幸せに暮らしたり成功したりしているゲイの人々を見ることができない。

ここで、オバマ政権の人事のトップであるジョン・ベイリーの「It Gets Better」のビデオの紹介。彼は、アメリカ政府で史上最も高い地位についたオープンゲイの人物だそうです。

ジョン・ベイリー:私はアメリカの歴史上、ゲイであることをオープンにしている人としては最も高い地位についた人間です。アメリカの警察・公安の40%を管理しています。シークレット・サービスも含めて。...君は、何でも自分のなりたいものになれる。自分の選んだ人を愛することができる。ただし、まず、自分を愛さなくては。

この「It Gets Better」プロジェクトには、オバマ大統領もクリントン国務長官も、英国首相、保守党のデビッド・キャメロンもメッセージを寄せている一方で、共和党の政治家は一人も参加していないそうです。

そこでスティーブンに、「保守派」のひとりとして、先陣をきって参加しないかと誘うサベージさん。スティーブンは承諾し、「It Gets Better」のプロジェクトに参加することになりました!

この誘い方だと、サベージさんは「キャラクターの」スティーブンの方に依頼した、ということになりますね。どんなものができるか、楽しみです♪