まともな人々は忙しい(先週のThe Daily Show)
先週木曜日の「The Daily Show with Jon Stewart」で、ジョン・スチュワートは10月30日、ワシントンでラリーを行うと発表しました。題して、「正気を取り戻すためのラリー」。
The Daily Show with Jon Stewart
ジョン・スチュワート:我々の社会は、本物の問題を抱えていて、その解決策も完全ではない。でも、70%〜80%の人々は、もしかしたらその解決策を試してみることで合意できるかもしれない。そして、その結果に納得できるかもしれない。ところが、その話し合いのプロセスは、残りの25〜30%に支配されている。
その人たちとは、オバマは隠れイスラム教徒で、社会主義でこの国を乗っ取って、そのあと過激な黒人のキリスト教を押し付けるつもりだと信じているような人々だ。
あるいは、9・11の真犯人はジョージ・W・ブッシュで、チェイニーの会社ハリバートン社の株価を上げようとしてやったと信じているような人々だ。
(中略)
でも、どうして70〜80%の人々の意見は聞こえてこないんだ?
まあ、おそらくは...そういう人たちは、クソ忙しいからだよ。
(中略)
「でも、私はこのラリーに行くのにふさわしい人間かな?」と思ったあなた...あなたが、立ち止まってそう考えたということ自体が、何も考えず手近にある燃やすのにふさわしい聖典をひっつかんで、まっすぐDCに飛んで行かなかったということ自体が、あなたがこのラリーにふさわしいという印だよ。
「でも、私は本当に忙しいから、プラカードを手作りしたりしている暇はないけど」と思ったあなた...心配ご無用。こちらでちゃんと用意しておくから。例えば...
「私はあなたの意見には反対だ。でも、あなたがヒトラーじゃないことはちゃんとわかってるよ。」
この、まともな人々は忙しいことが多いので、クレージーな暇人の意見ばかりが目立ってしまうというのは、以前にもジョンがスタンダップのライブで言っていたことです。
その頃に書いたブログをリンクしておきます。↓
http://navy.ap.teacup.com/kumiko-meru/729.html
まあ、スティーブン・コルベアが一緒に「Rally to Keep Fear Alive」(恐怖を生かし続けるためのラリー)を行うということから分かる通り、半分シャレ、半分マジという感じなんでしょうけど。
でも、サラ・ペイリンやグレン・ベック、さらにあの「コーラン燃やすぞ」牧師など、こういう極端な人々ばかりが目立って、あれがアメリカだと思われている時に、極左でも極右でもない普通の人々が集まって、数時間をジョンとスティーブンと一緒に楽しく過ごすっていうのはいいなあ。
集まって何かの主張を叫ぶのではなく、集まること自体に意味があるのです。バリバリのアクティビストじゃなくても、政治に無関心なわけじゃないということを確認するって感じかな。ちょうど選挙の直前ですし。
とにかく、地球の裏側に住んでいるんじゃなければ、私も行きたいよー。