【映画感想】アイアンマン2 ☆☆☆

私はロバート・ダウニー・ジュニアは好きだし、アイアンマンのキャラクターも好きだし、この映画のあちこちにあるいろんな遊び心(ビル・オライリーがカメオで出てましたね。意外とシャレの分かる人だ)も好みなので、楽しんだのですが...

しかし、この映画のアイアンマンって...ちっとも人助けしてなくないか?この映画で彼が救うのって、結局自分自身だけだよね。いいんだけど、これでスーパーヒーローと言えるのだろうか?

登場する悪役は、アイアンマンに対抗する新製品を出したいライバル企業の社長とか、トニー・スターク個人に復讐したいだけの男とか、まあたしかに善い人ではないけど、他の一般人を傷つける気はあんまりなさそうだし。だから気楽に楽しめるのですが...気楽すぎるかも。

あと、スカーレット・ヨハンセンのキャラは、グィネスに色気が足りないための補充要員なのはわかるけど、あまりにとってつけたようで、つまらなかった。(彼女、こんなダイコンだったっけ?「それでも恋するバルセロナ」とかでは、もっとよかったような気がするけど。)あれだったら、グィネスの出番を増やした方がよかったと思う。

ついでに、前作で振った伏線を観客が憶えているという前提で話を進めるのはやめてくれないかな。そんなん忘れてるってば!