バディ・ムービー

一昨日、「フローズン・リバー」の感想の注に書いた「バディ・ムービー」の話の続きを。(念のため..これはあくまで私的な定義です。たいがいは、単に「二人の相棒が出てくるアクション映画」のことを「バディ・ムービー」と呼びます。)

「バディ・ムービー」の私的定義:性格も立場もまるで違う、お互いに好きでもない二人の人間が、共通の目的のために協力するはめになり、はじめはケンカばかりしながら、嫌々ながら助け合ううち、ラストまでには不滅の友情で結ばれる、という映画。(最初から友人の場合や、恋愛関係で結ばれるものは違う。)

私は映画を見ると、意味もなく「バディ・ムービーかそうでないか」で分けたりしているのですけどね。そうすると、アメリカ映画はかなり多くの割合で「バディ・ムービー」に該当することに気づいたりします。

アメリカ映画のアクションものや刑事ものは、実はほとんどこのパターンに沿っていると言ってもいいほどですが、意外なところでは「トイ・ストーリー」や「シンドラーのリスト」も、ストーリーラインはバディ・ムービーになっているのですよね。

残念ながら、アメリカ映画にも、女性を主人公にしたバディ・ムービーというのはほとんどありません。(最初から友達である「テルマ&ルイーズ」は、私の定義では違います。)「フローズン・リバー」は珍しい例ですね。アメリカ映画ではありませんが、日本の「下妻物語」はかなり近かった。

さて、ここでクイズです。遅ればせながら、私のラッセル・クロウ・サイトのフィルモグラフィーを更新したのですが、ここにあるラッセルの過去の映画の中で、私が「バディ・ムービー」だと考えるものは4本あります。他に「うーん、微妙かな」というものが1本。さて、どれとどれでしょう?

答え==>No Way Back〜逃亡遊戯」、「L.A.コンフィデンシャル」、「3時10分、決断のとき」、「アメリカン・ギャングスター

微妙:インサイダー<==