NY 断片的な旅行記(その6)Stephen Colbert in New Jersey 1

4:45終了の「Ragtime」を観た後、急ぎPenn Stationまで行って、切符を買う暇もなく5:07のNew Jersey Transitに飛び乗る。(切符は車内で買えます。)New JerseyはRed Bankまで1時間20分。

毎日朝晩1時間半かけて通勤している身としては、「電車で1時間20分?楽勝でしょ」と思ってこういうスケジュールを立てたのですが...いや、やっぱり旅先の1時間20分は遠いですね。Daylight Saving Timeも終わって、5時はすっかり夜だったし。

何のためにこんなに遠くまで行ったかといいますと、スティーブン・コルベアのためなのでした。

これはRed Bankという市(人口約12,000)の地元の劇団「Two River Theater」を支援するベネフィット(資金集め)のイベントです。なんでスティーブンがそれに出たかと言いますと、この劇団の主宰がスティーブンの大学時代からの演劇仲間なんですね。スティーブンもニュージャージーに住んでいて(もうちょっとニューヨークに近いところだと思いますが)、スティーブンの奥さん(女優さん)もこの劇団に関わっているようですし。

このイベントは演劇ではなく、ただスティーブンが来て長いインタビューを受けるというだけのものなのですが、それだけで「カウント・ベーシー劇場」という1000席ぐらいある立派な劇場が満席でした。さすがはスティーブン。

しかし、なぜこんな田舎...いや郊外にこんな立派な劇場が?ハコモノ行政?(いやまさか)それにしても、こんな、1時間半ぐらいでいつでもブロードウェイに行けるような町で地元劇団をやるってのもかえってタイヘンそうですが。なので、旧友のスティーブンの手を借りたのかな。

で、私がなんでわざわざこれに出かけたかと言いますと...この翌日に「The Daily Show」の収録のチケットを取っていて、その前後にNYに行くつもりだったので、せっかく滞在期間中にちょっと足を伸ばせば生スティーブンも見られるチャンスがあるのだから、ということでチケットを買ったのです。その「ちょっと」が結構遠かったのですけどね。

理想的には、同じ週に「The Daily Show」と「Colbert Report」の観覧チケットが取れればいいのですが、それはムズカシイ。特に「コルベア・レポー」の方はスタジオが小さくて100席ぐらいしかないので(「デイリーショー」は200席ぐらい)、チケット取りはさらに難関なのです。

あ、なんか前置きが長くなってしまった。以下は次回。