NY 断片的な旅行記(その2)

今回はこれだけ。いや〜、もう全部「当たり!」でした。(あ、下の真ん中のはミュージカルではありませんが...この話は後で。)

私がミュージカルにハマッたのは高校1年の時、きっかけは映画版の「ジーザス・クライスト・スーパースター」と、「ザッツ・エンタテインメント」からきた1940〜1950年代のMGMミュージカルでした。えらい両極端でしょ?そう、だからまあ、ミュージカルなら、およそどんなタイプのものでもOKな私です。

でも、ミュージカルの要素の中でも特に偏愛があるのが「群舞」でして。最近のミュージカル(特に映画)では、意外とコレが少ないのですよ。

ところが、今回初めて見た4本(HAIR、Wicked、Ragtime、In The Heights)では、それぞれタイプの違う群舞が見られて大満足でした。

今回は見た順番に行こうかな。まず「Hair」。

私、「Hair」の舞台は見たことがなかったのです。昔々、映画版を公開当時に見ただけで。

ストーリー全然違うんですね。というか、舞台版はあまりストーリーらしいストーリーないのですね。

ストーリーをきっちり語るというより、役者たちが客席に語りかけたり(開幕早々、遅れて来た観客に「葉っぱやってたの?いいよいいよ、この舞台は葉っぱやって見た方が面白いから!」と言ったり)、客席を走り回って客の頭をなでたり、反戦デモのビラを配ったり、観客とコミュニケートするというか、一緒に盛り上がることを重視しているような感じでした。

私は、いまいち乗るのが遅かったのですけど、後半になって、登場人物のひとりが徴兵されてベトナムに行くところになるあたりからぐんぐん引き込まれてきました。

最後は、観客を舞台に上げてのフィナーレ。私は残念ながらTKTSで買ったメザニン席だったので参加できませんでしたが。(これに参加したい人は、前の方の席を買って行く必要あり。)

客層は、In the Heightsほど若くなく、Jersey Boysほど年上でなく、まあ普通でしたが...舞台上と区別がつかないようなヒッピースタイルの方々もいましたよ。本物の元ヒッピーなのか、もっと下の世代で憧れてそういう格好をしているだけなのかは分かりませんでしたが。

<以下余談>

実は私...この舞台を見る前は、これの代表曲「Age of Aquarius」と「Let The Sunshine In」を聞くと...

「40歳の童貞男」のラストシーンを思い出すようになってしまっていたのです。

いや、舞台見て感動した後ですら、そうかもしれない...

みなさん、「40歳の童貞男」は絶対オススメです!題名が題名だけに敬遠している女性は多いと思いますが、女性にもおすすめの映画ですよん。

って、何の話になってるんだか(笑)