ステファニー・プラム13巻+Plum Lovin’

ジャネット・イヴァノヴィッチの「ステファニー・プラム」シリーズ13巻「Lean Mean Thirteen」と、番外編の2冊目「Plum Lovin'」を読み終えました。

「Plum Lovin'」の方は、「ディーゼル」というハンパな超能力者のような謎の男が出てきて、たいした事件は起こらず恋愛騒動中心。あっという間に読み終わっちゃうのですが、ステファニーが「恋愛相談専門家」の代理としてあちこちのカップルをくっつけてまわるのが面白かった。特に、「40歳の童貞男」の女性版のような人をルーラが指導するところとか…あかん、どうしても話がそっち寄りになってしまう…

「Lean Mean Thirteen」の方は、ステファニーが過去に気の迷いで「15分間ぐらい」結婚していたディッキーという弁護士が行方不明になって、ステファニーに殺人容疑が…という話。

<ネタバレというほどでもないけど、まあ一応>

このシリーズでエラいなあと思うのは、ステファニーが危険な連中に狙われているみたいなんでレンジャーやモレリが心配してくっついていて、レンジャーなんか発信機つけたり尾行させたりまでするんですが…なぜか肝心なところでは、ありえないような偶然で彼女はひとりになってしまって、自分でなんとかするしかなくなることです。「都合よく助けが現れる」のまったく逆。

絶対絶命のところに助けが現れることもあるんですが、それはだいたいレンジャーでもモレリでもなく、強くもなんともない意外な人物(しかもだいたい女性)ということになっている。巻を重ねてそろそろパターンも決まってきているのに、なんとなく飽きないのは、そういうところなんでしょうね。