スティーブン・コルベア三題 その1

1) 昨日見つけた、「Esquire」誌8月号の表紙。

ティーブン!

聖セバスティアヌス!※

ボクサーショーツ!!

ひー。海外雑誌を買える本屋に寄らなくちゃだわ。

※どうやら、これは1968年の同雑誌で、ボクサーのモハメド・アリが「聖セバスティアヌスの殉教」を演じた有名な表紙のパロディのようです。↓

モハメド・アリはおそらく、「黒人解放運動の殉教者」という意味でこういう写真になっていたのでしょうが…

40年後のスティーブンのカバーストーリーは「Stephen Colbert's Guide to White Male Victimhood(スティーブン・コルベアによる、白人男性が犠牲者になるためのガイド)」という題名がついています。

かつてはアメリカの絶対的支配階級だった白人男性層が、今はいろいろと責められる立場になっている、という記事なんでしょう。(現物を読んでいないので何とも言えませんが。)

いかにも悲劇的な姿だったモハメド・アリに比べて、「殉教者」スティーブンのニコニコと楽しそうなこと。「支配階級」を降りるってのは、ある意味楽しいことなんだろうなあ。

ついでに…私としては、これと同じ格好のジョン・スチュワートも見てみたいのはヤマヤマですが(笑)、ジョンは白人男性だけどユダヤ系なのでマイノリティで、この記事の主旨にはあてはまらないのです。

まあそれを言うならスティーブンだってアイルランド系でカトリックですから、昔のアメリカの支配階級と言われていた所謂WASP(白人・アングロサクソンプロテスタント)にはあてはまらないのですが、ジョン・F・ケネディが大統領になった頃から、アイリッシュをマイノリティに数える人はいないから…と、このへんの話をしているときりがないですね。

(長くなってしまったので、2)と3)はまた明日…)