The Daily Show提供「地球の本」読書中報告（その１）

「The Daily Show with Jon Stewart」提供の本の第二弾、「EARTH (The Book)」が届きました！

第一弾は2004年に発売された「America (The Book)」で、これは公民の教科書の形式に基づいて、アメリカの政治・社会・メディアのしくみを、すみずみまで辛辣なギャグ満載で解説したものでした。

もちろん私は「アメリカ」も持ってますが、なんか、あちこちつまみ食いみたいにランダムに読んでしまったので、ちゃんと全部は読めていないような...なので、今回は１ページめから、ちゃんと通読することにしました。今２２ページ。

えーと、この本のターゲット読者はですね...人類が滅びた後に地球にやってきたエイリアンたちです（笑）。彼らに、人類の歴史と文化を240ページであますところなく紹介し、地球の取り扱い説明書を提供する、という。

（以下ちょびっとネタバレ）

でも、人類を復活させたいという気はちょっとあるみたいで...そのために、人間の読者は、いつかエイリアンがクローニングしてくれることを期待して、自分のＤＮＡを送ることになっていて、この本の巻末にはその応募フォームがついています。

この応募フォーム、自分の体液（混ぜるな危険）をこすりつける欄のほかに、はたしてクローンをつくる価値があるかどうか判断の基準となる事実をいくつか記入することになっています。

・名前（空欄可）
・出生地（空欄可）
・人種
・身長・体重（肥満の場合、遺伝子のせいか自分のせいか記入のこと）
・ベンチプレスできる重さ
・垂直飛び
・安静時脈拍数
・手かせと足かせのサイズ（...）

で、面白いのが、性別の記入欄がないの。あるのは

・Sexual Orientation 性的志向：　□Breeder 繁殖可　□Non-breeder 繁殖不可

うーむ...わたしはシスジェンダーでヘテロだが（一応）、こう聞かれたら「Non-breeder」にチェックをつけざるを得ないだろう（笑）。

つか、絶対応募したくない...

まあ、人類と地球のすべてを240ページで説明しようっていうんだから、全編、こういう「ミもフタもなさ」が満載で、そういうミもフタもないところが、かえってとっても精神衛生にいいんだなこれが。

この本のことは、読み進めながらぼちぼち続けて書きますね。