原油流出・ザ・ミュージカル(昨日のThe Daily Show)

昨日(米国時間月曜日)のThe Daily Showのトップネタは当然というか、メキシコ湾の原油流出事故。

The Daily Show with Jon Stewart 2010/5/3

まあその、このセグメントには、あんまり風刺的な深い意味はないのですけどね。(いつもに比べれば。)流出事故の原因であるBPと、この事故を(たいした根拠もなく)「オバマの(ハリケーン)・カトリーナ」と呼んでいるマスコミをちょっと批判しているぐらいで...でも私が喜んでしまったのはそういうところではなくて、単にミュージカル好きだからです(笑)。ミュージカル好きでなければ(ウエスト・サイド物語を知らなければ)面白くもなんともないと思いますが。

流出した油が「プエルト・リコの大きさになった」というニュースから、「ウエスト・サイド物語」の「アメリカ」の歌詞「Puerto Rico...let it sink back in the ocean(プエルト・リコ...海の底に沈んでしまえばいいのに)」というのを連想したのでしょうなあ。

多分、脚本家たちがアイデアを出し合っているうちに止まらなくなったのだろうな〜。West Side Storyまるごと、「ジョン・スチュワート・プレゼンツ:ウエスト・サイド・ストーリー 原油流出パロディ・ソングブック」になってしまいました。

もしかしたらちょっと野暮かもですが、「ウエスト・サイド・ストーリー」のどの歌のパロディになっているかをリストにしてみました。(題名というより歌詞がパロディになっています。青字のカッコ内が題名。

(I Just Met Obama's) Katrina
:I just met a girl named Maria (Maria)

Dear Pres'dent Obama
:Dear kindly Sergeant Krupke (Gee, Officer Krupke)

To Pipe, To Pipe 
:Tonight, Tonight (Tonight)

When You're A Jet (Of Oil) 
:When you're a Jet (Jet Song)

I Feel Gritty
:I feel pretty (I Feel Pretty)

There's A Place For Gas
:There's a place for us (Somewhere)

A Spill Like That (Would Kill Your Otter)
:A boy like that who'd kill your brother (Boy Like That)

私のお気に入りは、「A Spill Like That Would Kill Your Otter(あんたのラッコを殺すような油膜は)」←「あんたの兄さんを殺すような男は」です。Otterって!わはは。

私は単に、ジョンの歌が好きなのかも。いや、あの頼りない音程がかわいくてね(笑)。

「コルベア・レポー」からもひとつ。以前にデイリーショーに来た時のことを書いたエリザベス・ウォーレンさんですが、今度はThe Colbert Reportのゲストに来ました。全部を訳している時間はないのですが、最後の一言が非常に面白かったので。

The Colbert Report 2010/5/3

ティーブン・コルベア:われわれはもうすでに銀行を監督する機関を持っているのでしょう?どうして新たな規制が必要なのですか?もうベルトをしているのに、さらにサスペンダーをするようなものではないですか?

エリザベス・ウォーレン:いいえ、実際は、われわれはズボンをはいていない状態なのです。

ずばりなことを言う人です。好きだなあ。