【映画感想】パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々☆☆☆1/2

面白かった。この題名に、男の子2人&女の子1人の3人組をメインキャラにしたファンタジー、おまけにクリス・コロンバスが監督と、まあどうしたって「ハリー・ポッター」と比較してしまうのですが...

原作は知らないので映画だけで判断してしまうと、ハリポタに比べるとキャラは単純。世界観はどちらもヨーロッパの伝説を元にしているけど、ハリポタの壮大かつ緻密な作りこみに比べて、こっちはわりとそのまんま。

しかし、というか、だからこそというか、映画としてはこっちの方が、ある意味まとまっているような感じがしました。

ハリポタの映画はどうしても、特に最初の方のやつは、あの原作を2時間に詰め込もうと四苦八苦している感じがぬぐえなかったので。まあ、3作目か4作目ぐらいから開き直ってバサバサ枝葉を切るようになって、ぐっと良くなったのだけど。

とにかく、リラックスして楽しめる映画でした。リラックスしすぎだったかもしれないけど(笑)

以下ちょいばれ

メデューサの「表向きの商売」とか、ペルセポネが欲求不満の人妻とか、ギリシア神話にひっかけたギャグもさることながら、デミゴッドがホワイトハウスにもいるとか、ハリウッドが冥界への入り口とか、1971年から頭がトびっぱなしの青年とか、冥界への渡し守にはドルがお断りで金(きん)しか受付けないとか、「ちょっと、それってどういう意味?」と突っ込みたくなる細かいくすぐりが満載なのも、嬉しいところでした。

しかし、パーシーがペルセウスなら、メデューサを退治した後はアンドロメダと出会わなくてはならないんでは...続編は三角関係?