スティーブン・コルベア3題

最近、スティーブンの話ばっかりですが...ここ1週間ぐらい、彼の話題が多いんですよ。ジョンごめんね〜。

1.ICE-HOLES!

一昨日のエントリーに書いたことの関連ですが...バンクーバーで公開録画をやったスティーブンのもとに駆け付けたカナダのファン。


われわれICEHOLESはCOLBERTを愛してるよ!

カナダ人ってカワイイ!(というか、ちょっとマゾ?笑)

2.日本ネタ

いつものようにGoogleニュースで"jon stewart"と"stephen colbert"を検索していたところ、例のトヨタの件がアメリカのTVコメディアンの格好のネタになっているという日本語記事があって、スティーブン・コルベアも言及されていたのですが...

あ〜、私は「The Daily Show」と「The Colbert Report」を毎日欠かさず見てますがね、他の番組は知りませんが、すくなくともジョンとスティーブンに関して言えば「格好のネタ」にはなってませんよ。むしろ、扱い少ない方じゃないかなあ。

デイリーショーはこの件に関しては1セグメントやっただけだし(それも、むしろ「こんなに軽〜い扱いでいいのかなあ?」と思うようなセグメントだった)、スティーブンはいくつかジョークを言っただけで、セグメントにもしていない。日本に関係するネタでいえば、ネコの駅長さんの話とか、ロボットの先生の話とか、あるいは私のお気に入りの、下水道から微量の金が採取できるという研究の話とかの方が、よっぽど長く話してましたよ。

ティーブン・コルベア:レディース・アンド・ジェントルメン...日本人は金のウンコをする方法を見つけ出した!この厳しい経済状況の中、これは大きな強みだ!彼らの経済はナンバー1になる!...いや、本当はナンバー2だけど、どっちにしろトップレベルだ。我々はこれを、寝転がって見ているわけにはいかない!立ち上がって...いや、座って対抗するのだ!

話がそれましたが(わざと)、とにかく、トヨタの件は、少なくとも今のところはたいしていいネタではないようです。

それは、アメリカの政治家とかFOXニュースのキャスターとかサラ・ペイリンとかなら、キャラが確立しているからおちょくりやすいけど、トヨタと言われても、なじみのある「顔」がないからあんまり面白くないからかなあ、と思っていたのですが...

あんまり言いたくないけど、もちろん、アメリカのテレビ局にとってもトヨタは大広告主、という事情もあるんでしょうね。

※ナンバー2(number 2)俗語でトイレの『大』のこと。(『小』がnumber 1)

3. アメリカの顔

アメリカのPBS(公共放送)で、「Faces of America」という番組が放送中。下の公式サイトですべて見ることができます。(1時間×4回シリーズのようで、今のところ2エピソード放映済み。右の方をちょっとスクロールして、Watch the first episode nowをクリックすると見られます。)

http://www.pbs.org/wnet/facesofamerica/

これは、いろんな人種・民族的バックグラウンドをもつ12人の有名なアメリカ人を取り上げて、系図学者のヘンリー・ルイス・ゲイツJr博士(※)が彼らの先祖について調べ、さまざまな家族の歴史を通じて、アメリカという国がどのように形作られてきたかを探る、という番組です。

これに、アイルランド系代表としてスティーブン・コルベアが出てるのですよね。他には、フィギュアスケート金メダリストのクリスティ・ヤマグチ(日系)、メリル・ストリープ(先祖はスイスからの移民)、ヨー・ヨー・マ(中国系)、「デスパレートな妻たち」のエヴァ・ロンゴリア(ヒスパニック)、「卒業」の監督マイク・ニコルズユダヤ系)、ヨルダンのヌール王妃(アラブ系)などなど。

各エピソードに一人づつではなく、毎回違うテーマに沿って全員に少しづつ触れてゆく、という形式なのですが...スティーブンの話とクリスティ・ヤマグチの話がとりわけ感動的でしたね。いや、スティーブンのファンだからとか、日本人だからではなく、本当にこの2人の先祖の話が一番すごいのですよ。

クリスティ・ヤマグチが祖父の話を初めて聞いて泣いちゃうところなんて...これ、日本でも絶対放映すべきだなあ〜。NHKさん、お願い!

これについては後日、また改めて詳しく書きますね。

※ちょっと前、自分の家に入ろうとしているところを泥棒と間違えられて白人警官に不当逮捕されたことがマスコミを巻き込んだ大騒動になり、オバマ大統領が直々に仲裁した、というあの教授です。