New York 断片的な旅行記〜Mystic Seaport(その1)
この話も忘れないうちに書いておかなきゃ。帆船好きの方々、お待たせしました。(って、別に誰も待ってないと思いますが)
ミスティック・シーポート(Mystic Seaport)は、ニューヨークから電車で2時間半のところにあるコネティカット州ミスティックという町にある、19世紀の捕鯨船や漁船を保存してある、テーマパークというか野外博物館です。
私はこのサイトにメールくださった方からの情報でここのことを知り、行ってみたいと思ったのでした。19世紀の捕鯨船といえば、パトリック・オブライアンの「オーブリー・マチュリン」シリーズにもよく出てきますし、「マスター・アンド・コマンダー」の映画でもサプライズ号が偽装してましたものね。
ニューヨークはペンシルヴァニア駅からアムトラックに乗って行きました。とにかく、ミスティックに止まる電車が1日に数本しかないので、よく調べてゆく必要があります。というと、日本の感覚だと「どんなど田舎や」と思ってしまうでしょうが、まあ普通は車で行くんだと思います。アメリカでも車の運転をなさる方なら、レンタカー借りて行った方が便利だと思います、多分。
まあ、田舎は田舎なんですけどね。
ミスティックの駅舎
駅から歩いて15分ぐらいです。途中は普通の住宅街ですが、ところどころにInn(民宿)とかもありました。たぶん夏の週末には、ニューヨークやボストンから一泊旅行に来る人も多いのでしょうね。
私が行ったのは4月にしてはやたらに寒い木曜日。しかも小雨模様で客は少なかった…でもおかげで、スタッフの人にじっくり解説してもらえました。
入場してまず向ったのが、19世紀の捕鯨船「チャールズ・W・モーガン号」を実際に修復しているShipyard(工廠)。
Henry B. duPont Preservation Shipyard
Charles W. Morgan号、1841年建造の捕鯨船(復元修復中)
つづきます。