2008年ベストテン 4〜3位

4位 ジュノ(感想:2008年4月21日のエントリー)

私はこういう映画が好き。つまり、ストーリーは単純でも、ひとつひとつのセリフが辛辣なユーモア、ウィットに富んでいる脚本というのに弱いのです。

でも、インターネットで日本のファンの反応を読んでみると、あんまり人気ないんですね、これ。深刻な問題をドライなユーモアで描くっていうタッチは、日本では抵抗があるのかなあ。それとも、養子縁組っていうこと自体に抵抗が大きいのかしら。うーん...

3位 WALL−E(感想:2009年1月9日のエントリー)

感想に書き損ねたあれやこれや。

その1. 私はこの映画の背景について「センシティブで理解力の高い子供ならトラウマになるんじゃ」と書いたのですが…

思い出したけど、私は小学生の頃、「ソイレント・グリーン」という映画のストーリーを聞いただけで(その映画を見てもいないのに)怖くなってしまって、「ほんとうに未来がそうなったらどうしよう?」と、かなり長い間怖がっていたのを思い出しました。センシティブな子供だったんですよ、これでも。いやほんとですってば。

その2.テレビで言っていたそうですが、ピクサーって従業員全員が必ず午後6時には帰れるようにしているそうです。ひょっとしたら、そういう環境からしかこういう映画は生まれてこないのじゃないか、とか思いました。

その3.この映画の前半を見ながら、「ミュージカルの魅力はゴミ処理ロボットにすらわかるのに、なんで人間のくせにわからない人がいるんだ!」…なんてことも考えてたりしてました(笑)。

その4.冒頭に流れる歌はミュージカル「ハロー!ドーリー」の「Put on Your Sunday Clothes」ですが、字幕が出ていなかったので...どうぞ。

外の世界には
このヨンカーズの外にも世界があるんだ
この田舎町のずっと向こうには、バーナビー
カッコいい街があるんだよ、バーナビー

外の世界は
キラキラして、ピカピカしたものでいっぱいだ
目を閉じて、その輝きを想像してごらん、バーナビー
聞いて、バーナビー…

日曜の晴れ着を着よう
外には広い世界が広がっている
髪型をキメて、葉巻を持って出かけよう
夕べの風の中に冒険を見つけよう
かぐわしい夜の中に白い服の女の子を見つけよう
ライトが星のように輝くところで!

日曜の晴れ着を着て、街まで出かけよう
新型のオープン馬車に乗って出かけよう
レストラン・デルモニコスでショーを見よう
つむじ風みたいに街中を回ろう
女の子にキスするまで戻らないぞ!

残り二本は、だいたい見当がおつきかと思いますが、次回。(<ひっぱりすぎ)