ワールド・オブ・ライズ感想つづき

ワールド・オブ・ライズ」の、全然まとまっていないつれづれ感想、24日のつづき。

…あと、この映画を観ながら思ったのは、昔は、例えばベトナム戦争についての映画とか、現実の出来事から10年ぐらい経てから映画になることが多かったように思います。ところが今は、ほんの1〜2年ぐらい前のことやら、今現在起こっていることやらが映画になるんですよね。それも、ドキュメンタリーとか社会派じゃなくて、娯楽サスペンス映画に。

それだけ、情報が伝わるスピード、消化されるスピードが、一昔前とは比べ物にならないほど速くなっているんだな、としみじみ思いました。(日本だけがそのスピードに置いてゆかれているんじゃないかということも、最近ときどき感じたりするんですが…まあそれは別の話。)

こういうイマイマの状況を扱った映画だから、見る方は、もっと広い視点での、社会的問題提起みたいなものを期待しちゃうんだろうなあ。(例えば「シリアナ」みたいな。)イマイチ評判が悪いのは、そこでがっかりする人が多いせいじゃないだろうか。

でも、私はこれはこれでいいと思うのですが。これはもっと「現場の映画」なんですよね。

続く…かもしれない。