ミュージカルじゃないミュージカル三題。

以前、「ミュージカルは人がいきなり歌いだしたりするから」嫌いだというよくある台詞は、野球を見に行って「だって、いきなり球打ったりするんだもの」と言うようなものだ、誰も歌いださないミュージカルがあったらその方がびっくりだ、と書いたのですが…

ミュージカルじゃなくても、人がいきなり歌いだすシーンはあるのよ、という三選。

いずれも、ミュージカルじゃないのに、ミュージカルの楽しさのエッセンスを感じさせるシーンです。

1.「ラブ・アクチュアリー
Love Actually "All You Need Is Love"

ラブ・アクチュアリー」には、他にもポピュラーな歌をすごく上手く使ったシーンがいくつかあるんですが(ベイ・シティ・ローラーズの「Bye Bye Baby」とか、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」とか)、やっぱりこれが最高かな。(というか、このエントリーの主旨に合うのはこれだけなんですが)

親友の結婚式に、素敵なサプライズを用意したベスト・マン。

http://jp.youtube.com/watch?v=h89BbqoPAcM

2.「ベスト・フレンズ・ウェディング」
My Best Friends Wedding "I Say a Little Prayer"

この映画全体は、実はとってもつまんないんですけどね。このシーンだけは素晴らしい!

別の女性と結婚を決めた親友にいまさら嫉妬させようと、ゲイの友人(ルパート・エヴェレット)が恋人だというフリをしているジュリア・ロバーツ。芝居に協力するルパートは、ジュリアとの「運命の出会い」を語り始め…

http://jp.youtube.com/watch?v=qyokQIQoJkc

ルパート・エヴェレットも素晴らしいけど、コーラスをつけている双子がかわいくて最高です。
この映画で一番いいシーンであるここで、一番精彩を欠いているのがヒロインのジュリア・ロバーツだというのがこの映画の欠点を表していますね。

3.「クリスティーナの好きなコト」【超お下品注意報】
Sweetest Thing "I Don't Want To Miss a Thing"

これぞ極めつけ。シモネタ満載のコメディなんだけど、なぜか好きだった映画なんです。
このシーンも、抱腹絶倒なんだけど、かなりお下品ですのでご注意を…

あまり詳しくは語りたくないある原因によって、とにかくタイヘンなことになってしまった親友(セルマ・ブレア)を救うため、「アルマゲドンのテーマ」を歌うキャメロン・ディアスとクリスティナ・アップルゲイト。

http://jp.youtube.com/watch?v=O3MqTun92PI

なぜかアラブ人とユダヤ人が抱擁するシーンが出てくるのがお約束。歌は世界平和を呼ぶ?