先週のThe Daily Show with Jon Stewart 〜経済危機編

近頃、自分は経済のことを分かってないなあ、と思うことが多いのですが…こういう時、NHKの「週刊こどもニュース」を頼りにしたくなるというのはどうなの?と自分で思ってしまう(笑)。

どうやら、アメリカも似たような事情みたいで。

The Daily Show 2008/10/9

ジョン・スチュワート:経済危機の今、アメリカ人は堅実なリーダーを求めている。生まれつき偉大なリーダーもいる。努力によって偉大になるリーダーもいる。人々によって偉大さを与えられるリーダーもいる…そして、このヒトがいる。偉大さの店が店じまいセールで偉大さの大安売りをしていても、買うことができないヒトだ。

…経済危機は、一般の人々にも深刻な影響を与えている。なのに、なぜかネットワークテレビは、そういう人々の子供たちに向って状況を説明しようとしている。

ドミノ?つまり、その喩えをぼくが正しく理解しているとすれば…経済をよくするには、銀行を離して置いた方がいいということ?

考えてみれば私、小学校中学校で日本の政治がどういう仕組になっているかということは学んだ覚えがあるけど、日本の経済、この資本主義というやつがどういう原則で動いているのか、その基礎のところをちゃんと学んだような気が、あんまりしないのです。忘れているだけかもしれんけど。

今の子供はどうなのかなあ。株式市場が経済にどういう役割を果たしているかとか、インサイダー取引粉飾決算がなぜいけないかとか、ちゃんと習うのかしら?

そういうことをちゃんと教えずに、まるで経済活動で利益を得ようとすること自体が悪いような印象を与えるのは(一部のマスコミの言い草を聞いていると、そうとしか思えないのですが…)一般人を経済オンチにしておいて一部の人だけが利益を得られる仕組を守る陰謀じゃなかろうか、とか思ってしまうのですけど(笑)

ま、私の陰謀説はともかく…

ジョンは、「ぼくの兄はウォール街で働いているのに、ぼくは経済のことはさっぱりわからない」という風に言ってますが、本当はわかってないわけじゃないんじゃないか、と思ってます。なんとなく。

こういう状況じゃ、お兄さんもジョンに経済学の講義をしているヒマはなさそうですけどね。

先日、ビル・クリントンがゲストで来て、経済危機の原因と対策について簡潔に分かりやすく説明していて…ああ、この人って本当に頭が良かったのだなあ、と思っていました。特に、ブッシュ大統領が「専門家に聞いたら、これはタイヘンなことらしいとわかった」とか言っているビデオの直後に出てきたんで、その対照が際立って見えたのです。

まとまりのないエントリーですみません。