先週のThe Daily Show with Jon Stewart

6年連続のエミー賞を受賞し、視聴率も史上最高を記録し、絶好調の「The Daily Show」です。

The Daily Show with Jon Stewart 2008/9/24

ティーブン:我々の関係の根本的性質が変わった。今日、弟子が師となったのだ!(エミー賞を出す)

ジョン:それは的外れな攻撃だ。なぜなら…(自分のエミー賞を出す)

ティーブン:ぼくのの方が大きい!

ジョン:同じ大きさだよ。

ティーブン:ぼくのは純金だ!

ジョン:両方ともメッキだって。

ティーブン:ぼくのはぼくと愛し合っている!(エミー賞にキスする)

"The student has become the master"って、スター・ウォーズの引用ですね。さすがはオタクのスティーブン。

"Munch my hairy Irish butt, Stew-bug!"(翻訳不可能)うわはは。

続いて、現在の経済危機についての、「笑えるけど、かなり怖い」と評判だったセグメント。

The Daily Show with Jon Stewart 2008/9/23

スチュワート:ブッシュ政権にとって、ハリケーンカトリーナの後で、イラクの後で…

オリバー:グァンタナモは?司法システムを政治利用したことは?秘密主義は?

スチュワート:つまり!この政権に、まだ失敗する分野が残されているとは思っていなかったよ。

オリバー:そう、簡単なことじゃなかったよ。重症の「失敗ジャンキー」が、残った無事な血管を見つけるようなものだ。

スチュワート:つまり、この政権は、アメリカの子供たちが道路で車にはねられた動物の屍骸を食べるようになるまで満足しないってこと?

オリバー:子供たちが道路の屍骸をめぐって争うようになるまでだ。道路の屍骸が、アメリカで最も強い子供に与えられる報奨になるまでだ。

スチュワート:でも、どうしてわざわざそんなことを?

オリバー:歴史に名を残すためだよ。ブッシュが史上最高の大統領になれないことは、もうはっきりしている。でも、ひょっとしたら、残りの任期にがんばれば…

スチュワート:最悪の大統領にはなれる?

オリバー:いや、最後の大統領だ。

その称号はサラ・ペイリンのために取っておくのかと思った。

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Nさま

日本の本屋に来るのは今週末か来週ぐらいでしょうか…その頃に寄ってみます。これは保存版ですね。スティーブンの表情がサイコーですよね〜アフロに戦闘服にアーミーブーツでちっとも「女装」じゃないのに、表情だけでどことなく女性っぽいのがさすがです。

これを見た瞬間にゲラゲラ笑いながら、はて、元ネタのNew Yorkerの表紙は(意味はわかったけど)別に笑えなかったのに、これはなんでこんなに可笑しいんだろう…と考えてしまいました。やっぱり、この二人だからなんだよな〜。

ジョンが「尊敬している、影響を受けた」といっている過去のコメディアンで、政治ネタをやっていた人たち…レニー・ブルースとかジョージ・カーリンとかは、過激で破滅型のイメージがありますが(まあ、よくは知らないのですけど)、ジョンやスティーブンは、いい夫でいい父親でしっかり社会に適応している感じがします。これって世代的なものなのかなあ、とか思っているのですが。