今週のThe Daily Show with Jon Stewart
先週末には、オリンピック開会式の他にも、いろいろ大きなニュースがあったのですね。
8/11(月)
The Daily Show with Jon Stewart 2008/8/11
アメリカの政界では、政治家のセックススキャンダルが本当に命取りになるのは「死んだ女と生きている男だけ」つまり、相手を殺しちゃった場合と、相手が男だった場合のみ、と言われているそうですが(15年ぐらい前の映画で聞いた言葉なので、今はちょっと違うかもしれないけど)…エドワーズさんの場合、奥さんがガンで闘病中ということもあって、かなりイメージ悪いかも。おまけに、謝り方の往生際がちょと悪い。
ジョン・エドワーズさんは、前回(2004年)の大統領選に立候補した時(予備選でジョン・ケリーに敗れて副大統領候補になり、本戦でブッシュ=チェイニーに敗れた)、インタビューでジョンと交わしたほんの軽い約束を律儀に守って、The Daily Showで出馬表明したという義理堅い人です。
The Daily Show with Jon Stewart 2003/9/15
スチュワート:念のために言っておきますが、ウチは「偽ニュース」番組ですから、これは数に入らないかもしれませんよ。
The Daily Showファンにはジョン・エドワーズのファンが多いので、ファンフォーラムではみんな嘆いていました。
次は、もちろんロシアとグルジアの戦争…が始まったのに、ノリノリでオリンピック観戦を楽しんでいるブッシュ大統領。
現地にいるキャスター(もちろんスポーツキャスター)のインタビューで、ロシアとグルジアの戦争に対するアメリカの対応について聞かれて
ボブ・コスタス:中国の台頭や、アメリカ自身が抱える問題を考えると、わが国は以前ほどの影響力を発揮できないと思われませんか?
ブッシュ大統領:第一に、私はアメリカが問題を抱えているとは思っていない。
スチュワート:…それがアメリカの最大の問題なんじゃないかな。
すばらしい突っ込み。
でも、ブッシュ大統領について珍しく褒めてます。
大統領がアメリカのビーチバレーボールチームを応援に訪れたとき、女子のビーチバレー選手が「幸運のおまじないに叩いてほしい」というようにオシリをつきだしたんですが、大統領はつつましく、手の甲で背中に触れただけだったそうで。
スチュワート:手の甲で、背中…これは彼が任期中に下した決断の中で、もっとも賢明なものだったかもしれない。
…ちっともほめてなかったか(笑)。