【映画感想】インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 ☆☆

いろいろ言いたい事はあるのですが、ネガティブ感想の場合はだらだら書くのもなんなので、3点にまとめたいと思います。

1.ハリソン・フォードはさ、脇に回れとは言わないけどさ、あれほどのべつまくなしに暴れまわることはないと思う。彼は指令を出す側に回って、主なアクションはシャイア・ラブーフにやらせて、アクションシークエンスの最後のところで、美味しいとこどりでカッコよく決める…とかでよかったんじゃないかと。

久々に戻ってきたアクションヒーローってことでは、去年の「ダイ・ハード4.0」のブルース・ウィリスもそうですが、ブルースはまだ50代前半だもの。ハリソンの年(60代後半)になると、さすがにキツいものが…なんかしんどそうで、見ていて疲れるのですよね。

2.考えてみれば一作目の「レイダース」は、「スター・ウォーズ」の影響でスペースファンタジー全盛の頃に、あえて1930年代が舞台で敵はナチス・ドイツ、帽子をかぶった、ムチが武器のヒーロー、聖書時代の宝探しに古代の呪い…という古めかしいモチーフが、逆に新鮮だったのだと思う。

で、2008年の今…ロズウェルにUFOに超能力ですか。逆に新鮮…とは思えないなあ。やっぱりちょっと古くさく感じる。

3.でも、やっぱり何よりひっかかったのはアレですね。

<以下ちょいばれ>

あの例の、核実験と冷蔵庫の件というのは…あれは例えば、「巨大な滝に落ちても次のシーンには全員あっさり岸に泳ぎ着いている」というのと同じ「娯楽映画における疑問の棚上げ」ってやつであって、いくらアメリカ人でも、あんなもんで本当に助かると思っているわけではない…と思いたい。

でも、やっぱりどうしても…「ああ、インディは数年後には放射能によるガンで死ぬんだな」とか考えると(<考えるなって)、くらーい気持ちになったのでした。

まあ、その後シャイア君がバイクに乗って颯爽と現れたので、私の機嫌はだいぶん直ったのですが(笑)。