The Daily Show 特派員ファイル【3】サマンサ・ビー&ジェイソン
サマンサ・ビーは最古参で、ほとんど唯一(残念ながら)の女性「特派員」です。ジェイソンはそのダメ亭主。(いや、ホントにダメなわけじゃないでしょうけど、ダメという役どころ。)二人には2006年1月に女の子が生まれています。
The Daily Show with Jon Stewart 2005/12/7
サマンサ・ビー:あっ、いま破水したみたいだから、もう行くわね。
現在、彼女は第二子を妊娠中。ちなみに二人はアメリカ人ではなく、カナダ国籍です。
中東問題をレポートするジェイソン
スチュワート:われわれ(アメリカ)は、どう対応すればいいのかな?
ジョーンズ:われわれ?一緒にしないでよ。おれカナダ人だもん、みんなに愛されてる。カナダ人は世界の『ゲイの友達』さ!
そうだったんだ(笑)。
とりわけ笑えたのは、この3月のニューヨーク州知事スピッツァーの買春スキャンダルのセグメント。アメリカで政治家がセックス・スキャンダルを起こすと、謝罪記者会見で必ず隣に奥さんを立たせるけど、あれはおかしいのではないか?という主旨。(そりゃそうよね。)
The Daily Show with Jon Stewart 2008/3/11
ジョン・スチュワート:こういう記者会見の時に奥さんを隣に立たせるのは、残酷さの上塗りだと思うんだけど…
サマンサ・ビー:そうよねえ。むしろ、売春婦の方を立たせろっつの!みんなが見たいのはそっちなんだから!
スチュワート:で、知事は辞任するって?それに関してのコメントはあった?
ビー:あ〜、それは…聞いてなかった…
スチュワート:昨夜、それを聞いておくように言ったじゃないか。
ビー:…実は、昨夜は飲みに行っちゃって…クラブに…プライベートなクラブに…
(ここでジェイソンが入場)
ビー:ここに私は、家族の信頼を裏切る行為をしたことを告白します…男と…男たちと…何人いたかは憶えてないけど…女もいたかも…謝罪したいと思います。心から愛しているジェイソンに…主に友達としてですが…私たちの娘にも…多分「私たち」の、たしかに「私の」娘に…(ジェイソンに)ほら、ハグしてよ!…ちょっと、キスはやめて!
ジェイソンの情けな〜い顔が、なんとも笑えます。
セグメントの展開はあらかじめ知っているはずなのに、ケタケタ笑っているジョンがいいなあ。「特派員」がジョンを笑わせるセグメントは好きです。
この二人がいると、なんだかデイリーショーがちょっと家族的な、ほのぼのした雰囲気になるのが嬉しい。扱うネタが殺伐としていることが多いからね、どうしても。