The Daily Show特派員ファイル【2】ロブ・リグル
ロブ・リグル(Rob Riggle)は38歳、海兵隊員、身長191cm、ご覧のとおりのマッチョで、ジョン・スチュワートいわく「デイリーショーの他のキャストを全員、片手で殺すことができる」。
「元」海兵隊と書いたのですが、彼は現在も予備役、つまり「現役」の軍人なのでした。軍人兼コメディアン!階級は少佐で、単に「軍の経験がある」程度じゃなくて、リベリア、コソボ、アフガニスタンで実戦経験があり、勲章も20個ぐらい持っているらしい。
彼が印象的だったのが、最近のイラク戦争のレポートに関するセグメント
The Daily Show with Jon Stewart 2008/4/22
リグル:このレポート読んだ?
スチュワート:あー、題名だけ…
リグル:おれがまとめてやるよ。2001年の報告では、ビン・ラディンはアフガニスタンのどこかの安全地帯でアメリカ攻撃を計画していた。7年が経過して7000億ドル費やした後、現在ビン・ラディンはアフガニスタン周辺のどこかの安全地帯でアメリカ攻撃を計画している。もといたところに戻っただけだ!何もしなくったってこうなったんだ。…わかってた、前からわかってたんだ!やつは行き先なんてわかってなかったんだ!アメリカ全体が後部座席から、「アルカイダへ行く道は、こっちじゃないんじゃないかな〜?」って言ってるのに、(ブッシュのモノマネで)「いいからまかせてろって。イラクを通る近道を知ってるんだ」…おれたちが「どうかなあ、誰かに道を聞いた方がいいんじゃない?たぶん反対側だと思うよ」って言ったら、「黙れ!黙れ!イエメンに放り出して行くぞ!まったく、口うるさいところは母さん似だな!おい、ラジオに触るな!」
スチュワート:…なかなか興味深い比喩だね…
リグル:ああもう、うるさい。黙れ。
普通、デイリーショーの「特派員」が出てくるセグメントでは、ジョンの方が怒っているのを「特派員」が珍妙な論理を展開してなだめる、というパターンが多いのですが、ここではリグルが本当に怒っているみたいなのが印象的でした。