またこの話ですが

共和党の副大統領候補に決まって以来、サラ・ペイリン氏に関することばかり読みまくっていて、すっかり憂鬱になっているところです。ユーウツになるんなら読まなきゃいいのにね。自国の話でもないのに、投票できるわけでもないのに…いや、でも副大統領ってことは大統領になる可能性もあるわけで、アメリカの大統領となると、「日本は関係ない」ってわけにはゆかないかも…

なんか、あまりにもイヤな感じの話が続々と出てくるんで、かえって怖いもの見たさというか、目が離せないのです。この人、経験が浅いというけど、どうしてどうして、ネオコンとしてはけっこう筋金入りですよ。

まず中絶絶対反対派(レイプされて妊娠した女性でも中絶は許さないという立場)で、しかもティーンに避妊を教える性教育にも大反対、んでアラスカ州知事としては貧しい未婚の母を支援する福祉施設の予算を大幅カットし、もちろん学校で進化論を教えることにも大反対、イラク戦争は「Task of God(神がお与えになった使命)」だという発言、町長時代には町の図書館を検閲したいという意向を示し、協力的でなかった司書をクビにしたという噂…

私が誰を思い出すかというと…「ハリー・ポッター」7巻のアンブリッジです(笑)。まあ、「カエルのような顔」と書かれていたアンブリッジと違って、ペイリンさんはミスコンで準優勝したこともある美女ですけど。

まあ、ブッシュの女性版とも言えるかもしれないけど、違うのは、石油業界の利益というわかりやすい金銭的動機もあったブッシュ=チェイニー組と違って、彼女はこういうことが「神の正義」だと本気で信じていそうなところです。

11月にマケインさんが当選したら、4年間ハラハラしながら彼の健康を祈ることになりそうですよ、私。(副大統領でも十分権力はありそうだけど、その場合すくなくとも、被害はアメリカ国内にとどまるんじゃないかと思って。甘いかな?)